【大分市の歯医者】ブリッジのメリット・デメリットとは?他の治療法との違いを解説
歯を失ったとき、ブリッジ・入れ歯・インプラントという3つの治療法が選択肢として挙がります。
なかでもブリッジは「外科手術が不要で保険も使える」として選ばれることが多い治療ですが、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解したうえで選ぶことが、後悔のない治療につながります。
この記事では、ブリッジの仕組みとメリット・デメリット、入れ歯・インプラントとの違いをわかりやすく解説します。
ブリッジとはどのような治療か

メリット・デメリットを見ていく前に、ブリッジの基本的な仕組みを確認しておきましょう。
治療の仕組みを理解することが、選択の判断材料になります。
ブリッジとは、失った歯の両隣にある歯を削って土台(支台歯)とし、その上に橋を渡すように連結した人工歯をかぶせる治療法です。
「ブリッジ(橋)」という名前は、両隣の歯を橋の橋脚のようにして欠損部分に人工歯を架け渡す形状に由来しています。
入れ歯と違い取り外し式ではなく、歯科用セメントで固定されるため、装着後は自分の歯に近い感覚で使用できます。
保険診療でも製作でき、素材によっては自費診療も選択できます。
ブリッジのメリット
ブリッジには、他の治療法と比べたときの利点がいくつかあります。
治療を選ぶ際の判断材料として確認しておきましょう。
外科手術が不要で体への負担が少ない
ブリッジは顎の骨への外科手術を必要としません。
インプラントは顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込む手術が必要で、治療期間も長くなりますが、ブリッジは両隣の歯を削って型取りし被せ物を装着するという流れで完結します。
糖尿病・高血圧・心疾患などの持病がある方や、外科処置に不安を感じる方でも対応しやすい治療法です。
保険診療で費用を抑えられる
保険診療の範囲内でブリッジを製作できる場合があります。
インプラントは原則として保険適用外で1本あたり数十万円の費用がかかるのに対し、保険のブリッジは3割負担で数千円〜数万円程度が目安になります。
費用面での負担を抑えながら、固定式で安定した人工歯を入れられる点はブリッジの利点の一つです。
治療期間が比較的短い
ブリッジの治療期間は、抜歯後の治癒を待ってから製作する場合でも3〜4か月程度が目安になることが多いです。
インプラントの場合は手術後に骨と結合する時間が必要なため6か月〜それ以上かかることがあるのに対し、ブリッジは比較的早く治療を終えられます。
長期間の通院が難しい方にとっても、治療期間の短さはブリッジを選ぶ理由の一つになります。
装着感が安定している
固定式のブリッジは、入れ歯のように着脱する必要がなく、食事中に外れる心配もありません。
自分の歯に近い感覚で噛めるため、食事のしやすさや日常生活での違和感が少ない点が利点です。
入れ歯では異物感や外れやすさを気にする方もいますが、ブリッジにはそのような問題が起きにくいです。
ブリッジのデメリット

ブリッジには理解しておきたいデメリットもあります。
治療前にデメリットを把握することが、後悔を防ぐうえで助けになります。
両隣の健康な歯を削る必要がある
ブリッジ最大のデメリットとして挙げられるのが、支台歯となる両隣の歯を大きく削らなければならない点です。
ブリッジをかぶせるために、両隣の歯を全周にわたって削って小さくする必要があります。
両隣が処置を受けたことがない健康な歯であっても削ることになるため、歯の寿命を縮めてしまうリスクが生まれます。
神経のない歯が支台歯になる場合は、歯が折れやすくなる(歯根破折)リスクがさらに高まります。
支台歯に大きな負担がかかる
ブリッジは両隣の歯を橋脚として使うため、食事をするたびに欠損部分の噛む力も支台歯が受け持つことになります。
1本の歯が失われた場合、本来その歯が担っていた力が両隣の2本の歯に集中するため、長期的に支台歯に負担がかかり続けます。
これが原因で支台歯がぐらついたり、最終的には支台歯も失うリスクが生じることがあります。
適用できる範囲が限られる
ブリッジは失った歯の両隣に健全な歯が残っていることが条件になります。
連続して複数本の歯を失った場合や、両隣に歯が残っていない場合はブリッジを製作することができません。
欠損の本数・位置・残っている歯の状態によっては、そもそもブリッジが選択肢にならないケースがあります。
清掃が難しく汚れが溜まりやすい
ブリッジは連結した人工歯が歯ぐきの上を橋のように渡る構造のため、ブリッジの下(歯ぐきとの間)に汚れが溜まりやすくなります。
通常の歯ブラシではブリッジの下を磨くことができないため、歯間ブラシやデンタルフロスを使ったケアが必要です。
清掃が不十分なまま放置すると、支台歯にむし歯や歯周病が生じやすくなります。
ブリッジ・入れ歯・インプラントの主な違い
3つの治療法の違いをポイントごとに整理しておきましょう。
それぞれの特徴を比較することで、自分の状況に合った選択肢を考えやすくなります。
外科手術の必要性について、ブリッジと入れ歯は手術不要です。
インプラントは顎の骨への手術が必要なため体への負担がある反面、隣の歯を削らず独立した人工歯を作れるという利点があります。
費用については、保険診療の場合、ブリッジと入れ歯は費用を抑えられます。
インプラントは原則として自費診療のため費用が高くなります。
残っている歯への影響について、入れ歯はクラスプをかける歯に負担がかかります。
ブリッジは支台歯を削る必要があり、長期的に支台歯に負担をかけ続けます。
インプラントは他の歯を削らず、独立して機能するため残存歯への影響が少ない点が特徴です。
装着感については、ブリッジとインプラントは固定式で入れ歯のような着脱の煩わしさがなく、自分の歯に近い感覚で使えます。
入れ歯は取り外し式のため、慣れるまで違和感を感じやすいです。
ブリッジはメリットとデメリットを理解したうえで選択を
ブリッジは外科手術が不要・費用を抑えられる・治療期間が短い・装着感が安定しているという利点を持つ治療法です。
一方で、両隣の健康な歯を削る必要がある・支台歯への負担が長期的に続く・清掃に注意が必要といったデメリットも理解しておくことが求められます。
口腔内の状態・残っている歯の状況・優先したい条件は患者様によって異なるため、治療前に歯科医師と十分に相談したうえで選びましょう。
この記事の監修医師
甲斐歯科医院 院長
医師 甲斐大嘉
経歴・資格・所属学会
- 日本先進インプラント医療学会会員
- 日本口腔インプラント学会会員
- 近未来オステオインプラント学会認定医
- 日本顎咬合学会会員
- JUC正会員
甲斐歯科医院は、親子3代続く地域密着のクリニックです。
患者様の声にしっかりと耳を傾け、お一人おひとりに最適な治療プランを提案させていただいています。
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